Release: 2025/11/11 Update: 2025/11/11

人工知能(AI)を使用したデザイン作成についての注意

こんにちは。sacom worksです。

この数か月、人工知能(AI)を使用したデザインの入稿が増えております。

デザイン業界で活用されているグラフィックソフト「Adobe illustrator(略称:Ai)」と区別するため、ここでは「人工知能AI」と表記させていただきます。

人工知能AIを活用することで、絵が描けない方でも気軽に、本格的なデザインを作成することができますが、気軽な分、刺繍化するうえでの基準が守られていないことがほとんどなので、以下の条項を確認お願いいたします。

※上記はよくある事例です。詳細は下記またはリンクの「漫画でわかるパッチ・ワッペンデザイン術」を参照ください。

背景が単色での「文字削除」などは「軽微な修正」として可能な場合もありますが、文字と図柄が被っている場合、文字の後ろの図柄を予測して、その部分のデザインを考える必要があります。

人工知能AIで作成された画像は写真と同じ「一枚絵」なので、部分的に調整(修正)が難しいので、「人工知能AIで作られた”よくできた下絵”をもとに再デザイン、再図化する」が必要になるのです。

これこそ人工知能AIに修正させてほしいのですが、おそらく人工知能AIがまだそこまで洗練されていない状況なのかもしれません。

刺繍データは迷路のようになっているので、この段階で修正を加えるのは、絵を修正する以上にしんどいので勘弁してください…(別料金をご請求させていただきます)。

こちらもよくあるパターンで、線が細すぎるために縫えないと判断するものです。

なめらかな線を再現する場合、基本的に1mm以上、徐々に細くなるは可が基本です。

さらに細い線も縫えなくはないのですが、通常のミシン目のような縫いになります。線の滑らかさが失われ、模様ズレも多くなるので万能ではなく、推奨しません(メカ系を除く)。

なお、線については

・大きさを決めてから1mmの線でデザインするが基本なので、絵を考える前に大きさを決める。

・線を縫わずに立体的な刺しゅうをする場合は線を描かないか、0.3mm程度の細い線で描く

があります。

これは綺麗に切り出す加工のために必要な縁取りの太さですが、多くの図案で3mm幅の縁取りの設定がなされていません(縁取りが設定されていても、だいたい細いです)。

sacom worksで刺繍化するさいに設定できるので絶対に設定してほしいという物ではありませんが

縁取りの幅の分(3mm×2=6mm)、刺繍できる部分が小さくなります。

これを考慮いただいたうえで大きさを決めていただき、その中に1mmの線でデザインされる分には問題ありません。

なお、縁取りは単色で作り、角を作らないようにしてください。

文字には線の太さが確保できることが前提ですが、高さのある英字(A、L、g、lなど)や英数字が5mm以上確保できるようにしてください。

小さすぎる字は、線の太さが確保できていても刺繍が崩れやすくなります。

また、強調のために文字に縁取りを付けるデザインが多用されていますが、刺繍の場合は糸同士の干渉で模様がぼやけるので、強調になりません。

概ね30mm(3cm)以上の文字には文字の縁取りも可能ですが、線の太さが確保されていることが必要です。また、模様崩れにつながるので、多重線は避けてください。

人工知能AIで作画された図案には少ないですが、グラデーションは避けてください。

糸と生地で再現するので、思ったような仕上がりにはならないと思うためです。

立体的なグラデーションは絶望的なので、使わないでください。

人工知能AIの学習過程で著作権侵害をしている可能性もありうるので、画像検索するなどして問題がないか確認してください。

過去に、自衛隊のとある部隊で非公式ながら新エンブレムの部隊パッチが作られたものの、図案が著作権侵害にあたることが判明したことがありました。

なお、sacom worksではパロディも含め、著作権が確認できない案件は受け付けておりませんので、ご了承ください。

人工知能AIでのイメージは、刺繍の雰囲気も再現されているので、そのとおりの物ができあがると思いがちですが、実際は別物になります。

というのも、最適な糸の流れや流通している材料(色、質感)まで学習されているものではないためです。

sacom worksではミシン刺繍特有の変形などを考慮して作ります。これについては業者ごとに様々な考えがあるので、違った仕上がりになるのが普通のことです。

その他の条件について、下記のとおりとなります。また、詳細については「漫画でわかるパッチ・ワッペンデザイン術」を参照ください。



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