手書きで刺繍パッチ・ワッペンをデザインする方法とコツ。刺繍にするため注意したいルールなど

手書き図案は受付休止中です!このページは「下書き」の参考としてご利用ください。

・大きさを決めてデザインすること
・実寸サイズでデザインすること
・外周に3mm幅の縁取りを設定すること
・線の太さ1.0mm(最小0.7mm)以上を確保すること

なお、下記のルールもご確認お願いいたします。

【ざっくり1枚で】

1枚のPDFにまとめた説明書です。こちらもご活用ください。

【必要な道具】

※必須:紙(コピー用紙)数枚、鉛筆またはシャープペン、消しゴム、1mmの太さのペン(サインペン、イラスト用ミリペンなど)、窓ガラス、セロテープ、コンパス(円形)または定規(四角形)

※あれば:色鉛筆など着色用具、方眼用紙、トレース台、スキャナー

【大きさを決める】

パッチのデザインは「実寸で描くこと」が原則です。まずは作りたい大きさを決めましょう。

作りたい大きさに切り抜いた紙などを取り付けたい衣類に張ってみるなどして、大きさを決めると良いです。

なおパッチ・ワッペンの大きさは仕上がりや価格に反映されます。

に大きくなればなるほど高額な単価となってしまいます(面積計算のため)。

【アイディアの書き出し】

コピー用紙に作りたい大きさの枠をコンパスや定規を使って書き、その中に1mmのペンでざっくり描き出します。

1mmのペンで描くと潰れてしまう線、書いても読めない文字、収まらない文字数は、刺繍で再現できない図案であると判断できます。

絵が苦手な方にとって、アイディアの書き出しはなかなかしんどい作業だと思いますが、めんどくさがらずに気軽に気長に、何度も描き出すのがコツです。

絵が得意な人はスラスラ描いているように見えて、実は何度も修正しているものです。

手数が多い分、仕上がりの良い絵に仕上がります。

どうしても絵が苦手、デザインが難しい場合は「ココナラ」などのサイトで個人のデザイナーさんに委託するのが最短だと思います。

委託される場合も、このページを熟読いただけるようお願いいたします(読まれないでデザインされると、修正作業などで二度手間になってしまうので)。

【枠内に下書きする】

鉛筆やシャープペンを使い下書きをします。

この時も「作りたい大きさで描く」が大事ですので、コンパスや定規で枠を描き、中に収めるようにし下書きします。

なお、パッチ・ワッペンの周囲には3mm幅の縁取りが必要なので、枠は縦横それぞれ6mm引いた大きさにしてください(たとえば6cmで仕上げたいなら、5.4cmの枠)

【ペン入れ】

1mm幅のサインペンやミリペンを使い、下書きにペン入れをします。

鉛筆画での提出は不可です。必ず1mmのサインペンなどでペン入れを行ってください。

なお、例外的に鳥の翼や自衛隊の徽章類のような「立体的な刺繍をしたい箇所」については、0.3mmほどの細いペンを使ってください。

窓ガラスに下書きした用紙と新しい用紙を重ねて張り付けたり、トレースボードを使うなどして上からなぞると、ペン入れで書き損じても何度も下書きを利用できます。

窓ガラスの明かりやトレースボードを使う方法

【完成】

モノクロのままソフトに取り込んだり、着色して雰囲気をチェックするなどして活用できます。

こうして作成した手書き図案を参考にしたり、ソフトの下書きに設定するなどして活用します。

 


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・当サイトに記載する刺繍の基準、数値等はsacom works独自のものであり、刺繍業界における統一基準または標準基準ではありません。

・当サイトに記載する基準や数値を利用したデザインを製作しても、他の業者が同様に出力できるとは限らないのが刺繍パッチの世界ですので、留意いただけますと幸いです。

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