生地の色見本
こんにちは。sacom worksです。
宮城県を中心に大きな地震があったようですが、大丈夫だったでしょうか・・・報道を見ている限りだと被害は最小限に済んでいる印象ですが、防災のチェックも含めて備えておきたいと改めて感じました。
さて、4月のイベント参加(爆裂祭)に間に合えばと考えてパンフレット「刺繍パッチ・ワッペンデザイン術」の改訂版を作成中ですが、その中で懸案事項となっていた色見本を製作しています。
刺繍糸については各メーカー600色程度の色があるので選択の幅は広いのですが、生地色についてはかなり少ないのが実情です。時々染色して作ってほしいというご依頼もありますが、すごいロット数必要になりますからね…現状、あるものから選ばないといけません。
もう一つ、生地をスキャナーで取り込んでも、色がくすんでしまうなどの問題がありました。
そこで色に関する書籍を購入し、印刷物から比較したうえでillustratorで色を調合する方法を行ってみました。これも万全ではなく、印刷所の誤差やパソコン(モニター)の誤差もあるので万全というわけではないのですが、イメージしやすくなったと思います。
購入した書籍は結構いい値段する資料なのですが、これも必要経費ということで・・・
刺繍パッチに関しては、すべてを刺繍すると高級感あふれて見えるのですが、「コストが高くなる」「細かい模様の発色が悪くなる」などのデメリットも発生します。
刺繍に刺繍を重ねると糸が噛み合う(業界では”沈む”と呼んでいるらしい)ため、刺繍がぼやけてしまうのです。もちろん糸の噛み合い(沈み)に対処するテクニックはあるのですが、100%解決できるわけでもありません。
細かい刺繍を作りたいお客様は「限られた色の中から選ぶ」のが無難です。
とはいえ、細かさにも限界があり、線の太さは1mm幅(最低でも0.7mm)確保するようにしてくださいね。
本日から連休(3/21まで)にかけて漫画のアシスタント業務等に従事する予定です。この間新規受付はできなくなる予定、または返信が遅くなる予定ですので、ご協力よろしくお願いいたします。