モソニャソ用ギリースーツ 擬装を作る
こんにちは。sacom worksの中の人です。
爆裂祭のレポートを書きたかったのですが、準備から片づけまで忙しすぎて殆ど写真を撮っておらず・・・(涙)
そんなわけで今回も人気でした、モソニャソグッズのノウハウを紹介いたします。
【モソニャソ用ギリースーツ】
sacom worksのオカンによるハンドメイド猫ぬいぐるみ「モソニャソ」は、元々はオカンが作り始めた猫ぬいぐるみを、迷彩かつ刺繍をする(モソ顔で)というところから始まりました。
モソニャソの名前の元となった「モソ」がギリースーツのキャラクターだったため、必然的にモソニャソ用ギリースーツが作られるに至りました。
オカンにとって、モソニャソ用ギリースーツはさほど難しい工程がないことも、商品化された理由かもしれません。
モソニャソ用ギリースーツは、ギリースーツのキャラクターかつサバゲーでスナイパーをしているモソか監修しているため、構造や擬装の取り付け方も、実際のギリースーツ(ギリーフード)に似せて作っております。
実物パラコードを縫い付けて、ジュートなどの擬装を結わえられるような構造となっているのです。
もちろん擬装なしでも使用OKですが、実際に擬装させるとさらにモソ感が増します(笑)
ちなみにsacom works中の人は映画「山猫は眠らない」が大好きで、この映画を見てギリースーツを知りました。ギリースーツ付きモソニャソはまさに山猫仕様なのです。
【擬装の付け方】
自分で擬装をさせたい人も、めんどくさい人もいらっしゃると思います。
製作者としても、実にめんどくさい作業だと思います(笑)
擬装付きバージョンは、物販イベントの予備日に、宿でちまちま付けていることが多いです。 県外での物販イベントには、台風や雪などで飛行機が欠航となった場合にも対応できるようにするため、1日早く前乗りしているのです。
擬装を1着分取り付けるには、概ね45~50分かかります。慣れていない方はもっとかかるかもしれません。
さて、擬装の取り付け方は下記のとおりです。
用意するのはモソニャソ用ギリースーツのほか、ジュート (黄麻) などの擬装用材料です。
ちなみにこのジュートは、100円ショップで購入した荷造りひも、雑貨コーナーで手に入れた緑のものです。
緑のジュートは夏向けの商材のようなので、見かけたら即ゲットしたほうがよさそうです。もちろん、実物用ジュートや造花、現地の植物を結わえるのもよいでしょう。
ジュートを手に巻き付けます。Mサイズだと私の手で指3本くらいがちょうどよい長さです。
片側をカットします。
パラコードにジュートを結わえていきます。ループに先端を通して引っ張る単純作業です。
尾側は少な目にします。尾側に多く擬装をつけると、体が大きいイメージになります。ちょい頭でっかちくらいが可愛いです。
頭に向かうにつれて、密にジュートを結わえます。
結わえるときのコツは、2本の毛の長さを揃えず、片側を長くすることです。
長い方の毛を、他のパラコードにくぐらせます。こうすることで、少ない量でも擬装のボリューム感を増やすことができます。
このテクニックは実際にアメリカ海兵隊のスナイパーが使っているジュートの使い方で、私のギリースーツにも応用しています。つまり、サバゲーのギリースーツでも使えるのです。
特大の場合は、2本つづ結わえています。
頭部は特に密に結わえます。
実物のギリースーツでは、頭部と肩に多くのジュート(及び他の擬装材料)を用います。
指し色としてグリーンのジュートを足します。(グリーンの手持ちが少なかったので・・・)
大サイズ用ギリースーツで概ね80~100本のジュートを結わえました。
緑ジュートは太かったので、概ね60本くらいの植毛となりました。
このままではジャマイカンな雰囲気でギリースーツっぽくないので、長すぎるジュートをカットして形を整え、仕上げをします。
【仕上げ(ギリースーツウォッシュ)】
実際のギリースーツには、泥にまみれて自然な風合いを出し、人工的なにおいを消す「ギリースーツウォッシュ」という工程があります。
さすがにモソニャソ用にはそこまでしていませんが、ギリースーツウォッシュ的な効果を狙って仕上げます。
長さを切りそろえた状態のジュート。
くしなどで強くしごいていきます。
可能なら水洗い(洗濯機に入れる場合は、細かいネットに入れる)か、霧吹きで水分を含ませると綺麗にできます。
毛先がふんわりしてきました。
ちょっと毛先がふんわりして、シルエットがぼやけている感じです(右)
抜け毛を片づけたら完成です。集めた毛で、新たなモソを作ることもできます(笑)
【ジュートは火気厳禁】
ジュートは実際のギリースーツにも使われていますが、燃えるので火気厳禁となります。タバコの火や熱原には十分注意してください。
気になる方は完成後、タクティカルショップで購入できる防火剤を吹き付けましょう。