Release: 2025/08/24 Update: 2025/08/24

沖尚優勝おめでとう。その時、中の人は

こんにちは。sacom worksです。

まずは沖縄尚学高校野球部、応援おめでとうございます。高校野球に熱い沖縄においては、歴史に刻まれる快挙であり、お祭り騒ぎの一日になったと思います。

(この画像は中の人頭部のGoProより切り抜きです)

野球をはじめスポーツにうとい中の人は、テレビにかじりついて応援…という感じではなかったので、ラジオで試合中継を耳にしながら、街を散策して空気感ごと試合を楽しむことにしました。

(これらからスポーツ用のワッペンの受注が少ないという…しかし、詳しいところが作るのが一番だと思うのです)

個人的には「甲子園の沖縄代表の試合の日は、街から人や車が消える」という噂話についても検証したかったので、歴史的な試合の日に、徒歩圏内で何が起きていたのかを現地踏査して記録したいと思いました。

9:13頃 ひめゆり橋

沖縄の交通における大動脈の一つ国道330号(ひめゆり通り)には、まだ車通りがありました。

いつもの土曜日のこの時間よりは交通量が少ないかな?程度で、だいたい半分から4割くらいくらいの感触です。

試合の前に用事を済ませようというところでしょうか。近隣の工事現場も稼働中で、はつり作業の破砕音が聞こえます。

9:30頃 壺屋やちむん通り →のうれんプラザ

店舗がまばらに開店している壺屋やちむん通り経由で、のうれんプラザ方面へ。

 途中通過した居酒屋では、試合中継をしながら朝から飲める感じでした。

 この周辺は「神里原」と呼ばれる古い飲み屋街があり、現在は神里原から「まちぐゎー」と呼ばれるエリアに、せんべろの居酒屋などが増えている感じです。

 ちなみに中の人は、のうれんプラザに再開発される前の「農連市場」周辺で幼少期を過ごしました。

 空調の効いたのうれんプラザではBGMに懐メロが流れ、伝統的な「相対売り」のおばあちゃんたちも普通の感じ。

 のうれんプラザは一部が観光地化しており、客の7割が観光、残りは地元の方という感じでした。

 お菓子屋さんなどでは商品補充などの作業が行われていました。

9:40頃 「まちぐゎー」エリア方面へ

太平通りのアーケードからサンライズ那覇通り(旧:新栄通り)にさしかかると、商店街からこの後の試合のアナウンス。

 平和通りと壺屋やちむん通りの接続部分ではテレビが準備され、応援の準備がなされていました。

 途中、子供の同級生のお父さんに出会いました。仕事は休みをとっており、これからみっちり応援するとのこと(笑)

9:55頃 NHKラジオで野球中継開始。

 国際通りや市場本通りなどの「まちぐゎー」ではテレビやらラジオやら流して応援してるかと思ったら、意外と普通のBGMが流れていました。

 公設市場衣料館では内装工事中。どこの現場の職人さんも作業にいそしんでいる様子。

テレビやラジオを付けているところも少ない感じで(見えないようにしているだけかも)、観光客向けの「お客様ファースト」な感じでした。

 裏路地にある大人気のポーク卵おにぎりのお店には既に行列が。これが商売になるとは思ってなかった…逆転の発想ですね。

 また、「沖縄といえば?」のイメージに使われがちな牧志第一公設市場の大型ビジョンも野球中継はなく、まちぐゎーの魅力を伝える動画が流れていました。

 この間、テレビ局関係者を4グループ見かけました。

1回裏 観光地「国際通り」。文化てんぶす館へ。

 こちらの超大型ビジョンも野球中継はしておらず、歩いているのは観光客ばかりという感じ。

 観光客の量はいつもの土曜日の午前中という感じで、夕方ごろから夜にかけて増える印象があります。

 安里方面へ進んでいるところで日大三が先制点。

 その後二回表で沖尚が巻き返し同点。

 朝10時だけどとにかく暑い中、観光客はわんさかで、土産物店への配送業者の方が忙しそうに荷下ろしをしていました。

 お土産品店の店員さんも試合を気にしているそわそわ感があったのですが、ラジオやテレビで直接情報を耳にしている様子はなかったです。気が気でない状態かもしれませんね。

10:30 さいおんスクエア

新しいスーパー「スカラ」は、入り口から見た感じだと、いつもよりお客さん少ないかも…という程度で、従業員の方々は通常どおり営業の感じ。

3階にある図書館や公民館の様子も確認しましたが、職員の方も真面目にお仕事されている感じでした…お疲れ様です。

キッチンカーからはラジオの試合中継が流れていました。

10:40 マックスバリュ牧志店

駐車場はいつもと比べれば寂しげですが、レンタカーも地元の車もあり、店内に人影が見えたので(中に入ってはいませんが)、客は少ないかもだけど、全くいないわけではない感じでした。

10:45 崇元寺橋から又吉通りへ。

救急車がサイレンを鳴らし通り過ぎていきました。

生活道路感の強い又吉通りはレンタカーよりも地元の車が多めの雰囲気。

もちろん普段に比べれば交通量は少ないですが、思いのほか交通量はあったように思います。

泊地区の住宅街の筋道から、又吉通りに合流する地元車両が何台か見られたのが何気に印章に残ってます。

10:49 中之橋付近

歩いている人は自分(中の人)以外は観光客で、バス停でバスを待つ人も観光客。地元の方かな?と思しき歩行者は、高齢女性1人しかいませんでした。

 野球中継があるから出歩いていないのではなく、単に「暑い」から出歩かないのではないかと感じるほど、とにかく暑い。

 この頃、満塁のピンチを迎えましたがしのいでいました(車の音が意外と大きく、詳細聞き取れず)。

10:56 泊高橋給油所

ラジオで野球中継を流していました。従業員の方々ちょっと楽しそうでほっこり。

11:00 泊高橋交差点の歩道橋

 到着したところで試合の中間の休憩タイム。 しばらく車両を観察しました。

 レンタカー、お仕事系(物流やバス、タクシーなどの交通、工事関係車両)がメインで、地元の一般車両と思しき車もちらほら。

 自動車教習所(沖縄では自動車練習所、略して自練と呼びます)の教習車も。

 カーラジオは野球中継でしょうか。そんな余裕はないかもだけど。

 その後、離島航路の受付がある泊埠頭の「とまりん」内へ。

 受付の方々も普通に仕事をされていました。出航後だったので客はまばら。ほぼ外国人観光客に見えました。

 ちょうど室内にいる時に電波が入らない時間があり、その間に沖尚2点目が入ったっぽいです…

7回表 潮渡橋

 私の漫画に登場する妖怪「仲西ヘーイ」が現れるとされる場所なので手を合わせてご挨拶。

 ちなみに最新”没”ネームの改良版をUPしており、ヘーイさんが活躍していますのでお時間のある方は是非どうぞ。

「ラッキーキャッツルアーフィッシングスクールR」

https://daysneo.com/works/0adf40eee618b59b29fda0579422d16d.html

 ここでも歩道橋の上から交通の具合を調査。

泊高橋交差点と同じ感じで、普段よりはだいぶ空いているけど、交通はありました。

特に潮渡側沿いから国道に入る車両は、タクシーか地元車両が多い印象でした。

 近隣の工事現場では、足場の職人さん達が黙々と作業をされていました。

11:39頃 美栄橋駅付近

 沖尚3点目! 喜びつつも走る車両の運転手たちの表情を注視しましたが、目に見えて興奮しているような運転手は見られませんでした。安全第一の運転ありがとうございます。

11:46頃 ジュンク堂那覇店

1回にテレビが設置されており、20名ほどが応援していました。ここでテレビのデジタル中継はラジオに比べてタイムラグがあることにあたらめて気付かされます。

いい時間なので、人が集まっていそうな牧志第一公設市場方面へ

11:57 9回表 牧志第一公設市場前

 1階外の店舗に人だかりがあり、その瞬間をこの場所で迎えることに。

(※画像は頭に装備したGoProの切り抜きです)

 9回裏守備を迎え、興奮したおばちゃんのコール。そしてその瞬間を迎えました。

 繰り返しますが中の人は「野球わからんぬー」なのですが、この瞬間ばかりは歓喜しました。とにかく嬉しい。たまらない一体感が素敵すぎる。

その後 

まちぐゎーに増えているせんべろ店が振る舞い酒をしていたり、筋道のせんべろ店でめっちゃ盛り上がっている様子を見たり、サンライズ那覇通りの応援エリアでの盛り上がりや取材の様子を見ながらゆっくり帰宅。

沖縄芸人のじゅん選手がいましたw

途中寄ったコンビニで、沖縄苗字の店員さんに「おめでとうございます」と伝えると、店員さんからもおめでとうございますと回答。仕事(役職ありっぽい)のため野球中継は見ずに店頭にたって、アルバイトの子たちに状況を教えてもらっていたそうです。

「高校野球の試合時間は街から人や車が消える」というのは地域性があり、観光客の多いエリアでは様々な人たちが働いており、皆さんプロフェッショナルであると感じました。

 歴史的な瞬間も沖縄の観光や物流、交通等を支えていた方々がいたことを、ここに記しておきたいです。

 また、試合時間は単純に暑いので、出歩くのはかなりしんどかった事も付け加えておきたいです。

 約6.4kmの現地踏査でした。

 「野球わからんぬー」の自分にも感動のお裾分けしてくれた沖尚メンバー、戦ってきた対戦相手の球児たち、関わってる皆さんにありがとう。そしてあらためておめでとうございます。

 中の人もこの歳にして漫画連載獲得事業など色々チャレンジ中なので、球児たちに勇気をもらってがんばろと思うのでした。



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