刺繍パッチ・ワッペン用ベース生地について
刺繍パッチ・ワッペンに用いる生地については、主に2種類に限定しています。
・ツイル(ポリエステル・コットン)
・エンブクロス
刺繍パッチ用素材 | ツイル生地 | エンブクロス |
ポリエステル | 〇 | 〇 |
コットン | 〇(目が粗い) | × |
【ツイル生地】
綾織。ナナメに折り目が入っているのが特徴で、平滑なため刺繍の発色が良いという利点があります。エンブクロスよりもゴージャス感に欠けますが、刺繍の模様がよく出るので、基本的にツイル生地を推奨しています。
特にサージと呼ばれる学生服などに用いられる素材が刺繍の発色が良いです。
【エンブクロス】
エンブロイダリー(刺繍)っぽいクロス(生地)です。
タタミ縫いというベタ縫いのような風合いの生地です。
全部刺繍した風に見せたい場合にエンブクロスを用いると、コストダウンしつつゴージャス感が出ます。しかしながら凹凸が多いので、ツイル生地よりも刺繍が崩れやすい傾向があります。
テカリが強いです。
それぞれの特性についてはコラムを参照ください。
【生地の色数について】
白、黒、赤、青、黄、緑色、ピンクなど基本色と、一部ミリタリー色の扱いがあります(ツイル生地)
ベース色については難しい色を選ばず、シンプルにデザインしたほうがコストダウンが図れつつ、発色のよい刺繍パッチを作れます。
デザインの方法については、こちらのページを参照ください。