Release: 2019/08/29 Update: 2019/08/30

高精度日の丸ワッペン軽量版:陸上自衛官服装細則 国家標識(75×49mm)版が登場!

こんにちは。sacom worksです。

刺繍製品は細かすぎて物理的に作れないものもありますが、基準に合致していれば細かい図柄でも美しく仕上げることができます。

一方、非常に難しいのが単純な図形の再現です。長方形や力の分散が可能な★模様などは問題がないのですが、真円や正方形の再現は、かなり難しい分野であり、その中で特に難しいのが我が国の国旗、日の丸の再現だと思います。

縫ったその時に真円が保てていても、後に変形して楕円になってしまう。この変形がシワにつながってしまう、という問題を抱えています。

sacom worksでは、9か月かけて試行錯誤し完成させた「最強」シリーズをリリースしていましたが、加工が難しく、重くて硬いという弱点もありました。

何とか軽量化できないものかと考えて、さらに試行錯誤を繰り返し、高精度日の丸ワッペン軽量版を作ることに成功しました。

当初リリースした日の丸パッチは60mm幅ですが、今回製作中の日の丸パッチは陸上自衛隊服装細則による、幅75mm版も製作いたしました。

写真のものは規則より1mmオーバーとなっていますが、製品版では高さ49mmに修正しています。

服装細則にない部分(縦横比や丸の大きさ)は国旗国歌法をベースにしています。

陸上自衛隊服装細則より
http://www.clearing.mod.go.jp/kunrei_data/f_fd/1967/fy19680228_00024_008.pdf

洗濯テストも行いましたが、一般的な日の丸ワッペンでは、発生したシワがアイロンで取りづらいのに対し、sacom works製軽量版日の丸パッチでは、アイロンがけでシワが取れることを確認いたしました。(このテストは複数回繰り返します。)

洗濯後
アイロン後

sacom worksでは、ご要望があれば他の大きさの日の丸パッチを製作いたします。概ね幅10cm程度までは対応可能と思います。

あまり政治的な話はしたくないですが、国際試合へ行く選手団が某国への配慮のため、無地のシャツで渡航したというニュースが配信されていました。

トラブルを避けるために、いたしかたないという考えもあるのかもしれませんが、日本の代表選手として国旗を堂々と付けられないのは、残念な話ですよね・…。

暗いニュースが続いている印象もありますが、来年の東京オリンピック、美しい日の丸が刺繍されたユニフォームの日本代表選手が活躍する姿が楽しみですね。



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